種バト

昨年の春には100羽近くに増えたハトも、今では天敵に襲われたりふらっと失踪したりして30羽いるかいないか。しかし、なんとか僕のハトは巣箱へと毎日の飛行から帰ってくる。昨日、「このハトを種バトにするか」そうおもむろに山崎さんに提案され、「はい」と僕。今度の春、レースを飛ばずに子孫を残すことになった白いハト。稚内レースから巣箱目指して帰ってくることもそうだけれど、それだってまた、遠い道のりに思える。

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